潜在性二分脊椎症の疑いから検査入院
【ツマ】
次男が二分脊椎症か否かを確定させるためには、一泊二日の検査入院をして、CTとMRIを撮る必要があると言われた10月。
私達夫婦は、次男に検査を受けさせることに決めました。
医師からは、
「検査するのに鎮静薬を使ったり、CTやMRIで多少の放射線を浴びることが、検査のデメリットと言えばデメリット」
と言われましたが、それよりも、下半身麻痺や排尿障害の方がリスクとしては高いと判断したからです。
医師の話では、仮に二分脊椎症だった場合には、1歳になるまでに処置をした方が良いとのこと。
次男は検査予定日に月齢9か月。
「月齢的に決して早いことはない。むしろ遅いくらいだよ。疑いのある子は、半年くらいで検査するよ」
と、医師。幼い次男に検査させてもいいものかと悩む、私の不安を和らげようとしてくれての言葉です。
我が家には当時3歳の長男がおり、まだ母と離れがたい時期だったこともあり、検査入院の付き添いは夫がすることになりました。
検査当日は、朝9時から絶飲食。午前10時に病院に着き、入院手続き。館内の説明をされる間、ずっと抱っこされていたので比較的ご機嫌な次男坊。
次男は昼食も取れませんでしたが、院内のキッズルームで目新しいオモチャに気を引かれ、CTとMRIの予約時間である午後2時頃まで、なんとか間を持たせていました。
鎮静薬を投与して眠らせるとはいえ、できれば入眠は自然の睡魔の力を借りたいという麻酔科の医師。次男のお昼寝の時間はたいてい午後1時半か2時頃。
迫りくる眠気を、オモチャと絵本でごまかしごまかし…
やっと鎮静薬投与の時間が来ました。
連れて行かれる次男、漏れ聞こえる泣き声、ただただソワソワすることしかできない私と夫。
鎮静薬を投与され、つかの間の眠りにおちた次男は、子供用の小さなベッドに寝かされ、あっという間にCTとMRIを終えました。
途中で起きて動いてしまったら、検査はやり直しだったので、とりあえず一安心。
眠る次男を夫に託し、私は保育園に通う長男のお迎えに向かいました。
その日の夜は、検査結果の通知はなし。
夫から、「結果は明日の回診前、朝イチで知らせに来てくれるそうだよ」と報告がありました。
次男は鎮静薬の効果で、夜までウトウトしたり目覚めたりを繰り返したようですが、夜7時頃に何となく覚醒しだし、水分を取り始め、離乳食も少し口にした様子。
長男を迎えに行き、寝る準備をしながらも、夫からのラインに反応しつつ、とにかく検査が終わってくれてよかった、きっと何ともない、大丈夫、そう自分に言い聞かせながら、夜は更けていきました。
翌朝。
夫からの連絡をまだかまだかと待っていた私のもとに、その報告は届きました。
「潜在性の二分脊椎症で間違いないでしょう、と言われたよ」
おまけ↓
長男は気遣いの男。